1年以上、対面でコミュニケーションがとれる機会が減り、寂しい時代が続いています。しかし、悪いことばかりではなく、リモート会議も急速に整備され、遠方のお客様や今まで調整が難しかった社内会議等も意外とスムーズにオンラインコミュニケーションに移行できました。
まだまだコロナ禍における厳しい状況は続きますが、これから徐々にオフィスに人が戻ると考えたときに、ビヨンドコロナの新たなオフィスの考え方を模索していく必要があります。
ますます高まるオフィス向け個室需要
働き方改革でフリーアドレスが定着し、業務に合わせて場所を選んで仕事を行う事が通常となりました。
徐々に人が戻るオフィスでは複数のオンラインコミュニケーションが想定され、「周りの音を気にせずに・・・」「集中した部屋で仕事がしたい・・・」等のニーズにより、快適な空間で効率の良く業務が行える個室の需要が高まってきました。
弊社の社内でもニーズの高まりを認識し、より快適な個室空間を作り出せるオフィス用個室の開発を続けていました。今回、より吸音性能に優れたオフィスアイテムが完成しましたので、ご紹介します。
吸音性能に優れたオフィス個室 COMOR PANEL + (コモールパネルプラス)
騒音が気になる工場などで機械音を遮断する吸音効果の高いハニカム素材を心材として採用しており、木工ベースのパーソナルルームに比べ10-15%の静音体感効果が得られます。
消防法・散水障害を妨げないよう上部には1/3の空間を開けております。
※条例により申請が必要な場合があります
簡単に組み立てができオフィスのレイアウト変更や大きさの変更等も可能です。
天蓋部分には調光調色が可能なスポットが標準装備されております。雰囲気に合わせた調光により業務の効率UPに繋げます。
求められるヒューマンセントリックなオフィス空間
コロナの期間を経てオフィスの役割も大きく変化してきています。
「密集」「密接」「密閉」の3密を避け、感染防止の対策が大前提となりますが、社内のコミュニケーション・情報交換の重要性も再認識できました。また、従来までの働く場としてのデザイン重視のオフィス空間づくりを進化させ、働く人によりフォーカスした「ヒューマン・セントリック・ストラテジー」の考え方で、オフィスを使う人を第一に考えた快適な環境で、「効率・つながり・メリハリ・集中」できる空間が必要です。
如何に同じ場所で働くスタッフ同士が相手を思いやり、快適な空間で効率の高い業務推進ができるかが課題となってきます。時にはエキサイティングなブレストが必要な会議や、静かな環境が必要なお客様とのWEBミーテング等、 様々なロケーションが必要です。
今後も「新たな働き方開発」に向けて、ソリューション型のオフィスアイテムを開発してゆきたいと思います。
トップアートディレクター。いつまでも好奇心=ワクワクを大切にし、プランニングに反映する。店舗環境にデジタルを+(プラス)していく開発リーダー 兼 オフィスファニチャー開発リーダー。主に映画からヒラメキを得ています。