前回の OKB大垣共立銀行 ニュータウン支店 様と時を同じくして、岐阜県瑞穂市にある OKB大垣共立銀行 穂積支店 様 のリニューアルプロジェクトも同時進行していました。
基本コンセプトは、バイオフィリックデザインを取り入れた「Communal Bank(コミューナル・バンク)」。今回は、通常営業されている既存店の改装リニューアルをすることとなりました。
基本理念である「地域に愛され、親しまれ、信頼されるOKB」。フィンテックの時代において、お客様にご提案する銀行の価値とは何なのか。前編の ニュータウン支店 様 に引き続き、OKB大垣共立銀行 様 と共に、”新たな銀行のカタチ”を作り上げるお手伝いをさせていただきました。
フィンテック時代の次世代型店舗は、3つの”C”がカギとなる
フィンテックと言われる金融×情報テクノロジーの発達によって、リアルの銀行店舗の役割があらためて問い直されています。WEB上での利便性やつながりは、今後もますます進化していくわけですが、一方で小売業界と同じように、リアルでの体験やそこで生まれるコミュニティの価値は重要度を増しています。銀行店舗においても、リアルな場での接客や体験が、より大切になっていくのが今なのだと我々は考えます。
その上で、私たちは以下の3つのC(シー)を提案しました。
Community(コミュニティ)=人と人をつなぐ(親しまれる)
Consulting(コンサルティング)=話しやすく頼れる(信頼される)
Character(キャラクター)=オリジナリティー・差別化(愛される)
3つのCをお客様に体感頂ける 「 Communal Bank(コミューナル・バンク)」 。地域コミュニティのハブとなるような、そんな新たな銀行の空間を創り上げることです。
※ 前編の OKB大垣共立銀行 ニュータウン支店 様のご紹介は こちら から
バイオフィリック空間により、公園のように気軽に立ち寄れる銀行
穂積支店様は付近に駅、保育所、スーパーがあり、ご高齢の方から子育て世代まで、幅広いお客様がいらっしゃる支店です。
お客様が気軽に寄っていただけるよう、南側の既存大窓からの外光をいっぱいに取り入れ、明るい公園のような環境を目指しました。公園に訪れるように気軽に立ち寄っていただける銀行。シンボルツリーの下で、耳をすませば小鳥のさえずりを感じる事が出来ます。
お客様が快適に過ごすことができるロビーを目指して
これまでのロビーは、待っているお客様から裏側の業務スペースが見える状態でした。今回のリニューアルではそのような一体型店舗形態を一新し、業務スペースをお客様から見えない様にすることにより、ロビーのイメージを大きく変えることができました。
もちろん防犯面も重要ですので、間仕切りながらもロビーの状況が確認出来るように、グリーンを施した格子窓を設置する等の配慮をしています。
ATM利用のお客様にも、店舗のあたたかい雰囲気が伝わる工夫を
ATMコーナーも、木目調のやさしいイメージに模様替え。窓や入口のガラスにはのグラフィックシートを貼りグリーンのアーチをくぐり抜けて店内に入っていただくようにしました。日が差し込む時間帯にはグリーンの葉が床へ映り込み、より一層自然を感じられます。
地域に愛され、親しまれ、信頼される 「Communal Bank」
リニューアル後にご来店いただいたお客様の、驚いてビックリされているお顔は、私達にとって大変うれしいものでした。地域に親しまれる身近な銀行として、これからもますますコミュニティが繋がり、広がっていく事を楽しみにしています。
前編のニュータウン支店に引き続き、このようなプロジェクトに関わらせて頂いたこと、大変嬉しく思います。お近くに来られた際には、ぜひ立ち寄ってみてください。
OKB大垣共立銀行 穂積支店
店舗種別:店舗(ATM)
店番号:030
〒501-0222
岐阜県瑞穂市別府632-3
TEL:058-326-3511
FAX:058-327-4094
https://shop.okb.co.jp/b/okb/info/42/
スペースデザイナー。店舗からオフィスまで空間デザインを担当。スイーツ職人に憧れて、休日はお菓子作りを楽しむ日々。スイーツのように「人を笑顔にする」モノ創りがしたいと思っています。