2018年12月に行ったニューヨーク視察レポート。

今回は、ホリデーシーズンで盛り上がりを見せる現地の様子と話題のブルックリン地区の今を、写真とともにお届けします。


見逃せない!ホリデーシーズンの老舗デパート

■ Bergdorf Goodman

NYのホリデーウィンドー巡りに来たらやはりココは欠かせない!5番街の高級デパート[Bergdorf Goodman]の華やかで豪華なウィンドーディスプレイ。

スウィーツに囲まれた夢いっぱいのウィンドーテーマは[Bergdorf Goodies]。

あまりのハイクオリティに、製作期間は?コストは?なんて頭をぐるぐる…職業病ですね(笑)

ロボットは今回Bergdorf Goodman以外でも、TIFFANY&Co.など様々なSHOPで使用されていたモチーフでした。

■ Saks Fifth Avenue

ブロードウェイのミュージカルを彷彿とさせるコンセプチュアルな装飾の[SAKS FIFTH AVENUE]。

テーマは[夢の劇場~Theater of Dreams]。

There’s No Business Like Show Businessの音楽に連動する華やかな外壁のイルミネーションライトショーは圧巻の一言です。

■ macy’s

ヘラルドスクエアのmacy’s本店へ。

テーマは毎年[HappyHolidays]。

サンタランドへ続く森に迷い込んだ様な館内装飾はホリデー気分をより高めてくれます。

木々に集まる小動物たちがかわいくお出迎え。シッポをふりふりするリス君に癒され、フクロウ?かと思いきやこれは何だろう、一角獣?ファンタジー感が増してより引き込まれる演出になっています。


さらなる再開発が進むブルックリンエリア

■ INDUSTRY CITY

CHELSEA MARKETを開発したデベロッパーが、長い間放置されていたSunsetParkの倉庫跡を買い取りリノベートした[INDUSTRY CITY]。

マンハッタンやブルックリン北部のRent価格高騰で、次なる開発エリアとして注目を集めているサニーサイドのウォーターフロントエリアにあります。

使い古した昔のインダストリアルな雰囲気を漂わせながら、至る所に施されるモダンアートが融合して、全体的にブルックリンらしさが前面に押し出されたフォトジェニックな施設です。

ショップやレストランだけではなく、スタートアップ企業やクリエイティブ系のオフィスがテナント入居する、新たな文化の発信基地となっています。

■ Empire Stores

マンハッタンとブルックリンをつなぐBrooklyn Bridgeの真下にあった倉庫跡をリノベートした[Empire Stores]。

オフィスやミュージアムの入る複合施設で、空いているスペースを利用し、若手デザイナーのPOP UP SHOPなどが多数展開されてました。


デジタルなサービスがインフラ化しつつも、リアル店舗の存在価値が見直される新たなフェーズ

消費トレンドにおいて、日本の先をゆくアメリカ市場。ますますデジタル社会となっていくなか、最先端はどうなっているかと思っていましたが、あくまでもサービス向上の為のコンテンツといった使い方だと感じました。

設置してあるタブレットなどは、外国からの観光客などインバウンド向けにはとても便利だと実感。言葉が通じなくても伝わるツールですからね!電子マネーでの決算も便利で、しっかりとデジタルなインフラが広まっていることを体感しました。

一方、リアル店舗も、従来までの販売するためだけの場ではなく、ECなどと連動したオムニチャネルショップや、新しいブランド体験を生み出すショールーム店舗、ポップアップ店舗の出店が加速しているように思いました。

2019年のニューヨークも見逃せません。定期的にウォッチしていきたいと思います!