2018年の年末に、ニューヨーク視察へ行ってきました。
無人レジやキャッシュレス決済、ECとの連動など、ますます進む小売のデジタル化の流れの中で、リアル店舗に新たな動きのあるアメリカ。
今回は、ニューヨークで注目すべき最新の注目スポットの様子をお届けします。
NYで訪れるべき新コンセプトショップ4選
■ NIKE House of Innovation 000
今回一番行きたかった場所!昨年末5番街にOPENしたばかりの話題のニューショップ[NIKE House of Innovation 000]です。
デジタル×実店舗は現在最も注力すべきコンテンツの1つ。
効果的なデジタルサイネージの使用…ビッグデータに基づいた品揃え…全てのマネキンに付いてるQRコード…アプリ連動…キャッシュレス&レジレス…しかし専門家からのアドバイスやオンリーワンのカスタマイズ、ここでしかない体験の提供などなど…
実店舗の在り方を改めて考えさせられるSHOPでした。
きっと今後もどんどん変化していく店になるのだろうと期待でいっぱいです。
■ Story
CHELSEA MARKETから10th Aveを少し進んだところにあるショップ[STORY]。
近年はPOP UP STOREがトレンドですが、こちらは常設店でありながら1~2ヶ月ごとにテーマを変えて、その度に内装デザインも商品もまるっと変えてしまう、雑誌感覚の編集型ストア。
今月はどんなお店になってるんだろう?とわくわくして何度も足を運びたくなります。
来店したタイミングはHolidayをテーマに、Party・Cook・Libraryの3カテゴリーで展開していました。
各カテゴリーの商品チョイス、それに合わせた店内装飾のどれもがハイクオリティ!
■ Everlane
ショールーミング形式が話題のブランド[EVERLANE]。
今回はNORITAに一昨年末OPENしたリアル店舗へ行って参りました。
ネットで商品を見つけて、実際に手に取って見てみたいという人達で、店頭に行列が出来るほどの賑わい。
内装は白とナチュラルウッドを使用したクリーンなイメージで、サインも主張しないように背景と同系色で表示、高層什器にはパンチングメタルなどを使用して、店内も透明感を感じさせる仕様でセンス抜群でした。
■ KITH
現在スニーカー業界に大きな影響を与えるRonnie Fiegが手がけるセレクトショップ[KITH]。一昨年移転OPENしたSOHOのお店に行ってきました。
白を基調としたすっきりとシンプルな空間の随所に配されるプロップスが絶妙にマッチするハイセンスな内装です。
2F奥のPOP UP SPACEは新作コラボUGG×KITH。部屋全面が白のフェイクファーに覆われるゴージャスな空間で、オリジナルテキスタイルのソファーもso cool!
NYで訪れるべき注目の商業施設
■ The OCULUS
グランドゼロの脇に出来たFultonSt.駅と直結した[The OCULUS]。
中央の吹き抜けではホリデーマーケットが催されていて、真っ白な空間×シルバーを基調とした装飾が神聖な雰囲気を醸し出していました。
出店テナントはニューヨークらしいハイストリートブランドが多めで、割とカジュアルな雰囲気の施設です。
■ Blookfield Place
The OCULUSと地下道で繋がる[Brookfield Place]。
ハイブランドが多くテナント入居してますが、それと肩を並べるように地元ブランドもたくさん立ち並んでいました。
通路の至る所ではラフなPOP UP SHOPも様々出店されていて、施設全体がリズミカルで活気があり、これぞニューヨーク!といったような味わいのある刺激的な施設です。
次回は、ホリデーシーズンの現地の様子と、話題のブリックリン地区の今をお届けします。
平面から空間まで、デザインなら何でもやります!な、よろずやアートディレクター 兼 各種オフィシャルSNSの”中の人”。インドア派を公言しているが、趣味は散歩とライブ参戦…と意外とアクティブな一面も。