パールイデアはマネキン製作からはじまり、現在はその裾野を広げて空間全体のブランディング事業を手掛けています。
ブランド価値を高めることのできる魅力的な空間づくりには、マネキンをはじめとしたオブジェ等の立体造作物が大活躍!空間デザインと造形技術をかけあわせ、皆様のお役に立っていきたいという想いから、3D造形分野にも力を入れてきました。
これまで以上に “出来る事” が広がり、従来では表現できなかった様々なことが再現できるようになった3D造形の世界・・・今回はその手法の一つ「3Dスキャンからの造形」をご紹介いたします。
造形にイノベーションを起こすデジファブ技術!
「デジファブ」という言葉をご存じでしょうか? 「デジタルファブリケーション(Digital Fabrication)」を略した言葉で、総務省の平成28年版 情報通信白書によると「デジタルファブリケーションとは、デジタルデータをもとに創造物を制作する技術のことである。3Dスキャナーや3D CADなどの測定機械により、自分のアイデアや個人の身体データ等をデジタルデータ化した上で、そのようなデジタルデータを3Dプリンターやレーザーカッターなどのデジタル工作機械で読み込んで造形する」と説明されています。
参考:総務省|平成28年版 情報通信白書第1部 特集 IoT・ビッグデータ・AI~ネットワークとデータが創造する新たな価値~
このデジファブ機器の活用によって、ものづくりの表現の幅が大きく広がりました。さらに総務省は「製造業における就業形態の革新をもたらす可能性を秘めているのが、デジタルファブリケーションである」として、その可能性に大きな期待を寄せています。
パールイデアでは社内に3Dスキャナー・3Dプリンター・切削機などのデジファブ機器が導入されており、専門スタッフによる3Dデータの作成から造形物製作、そして長年のマネキンの塗装・メイク技術を生かした繊細な彩色表現のフィニッシュワークまで、デジタル技術とアナログ技術を掛け合わせたハイクオリティな3D立体造形を一気通貫で行っています。
マネキン製造メーカーだから出来るダントツの人物造形!
パールイデアではハンディタイプの3Dスキャナーを使用し、小物から大物まであらゆる立体物を3Dデータ化しています。髪の毛や指紋などの微細なものから、乗用車程度の大きさの物までのスキャニングが可能な機器で、特に人物のスキャニングに高い精度を発揮するハンディスキャナーを導入し、マネキン製造メーカーだからこそのデジタル人体造形を得意としています。
3Dスキャンからの人物造形の流れ
①スキャニング
②デジタルデータ化
③切削加工(又は3Dプリント)
④コーティング
⑤彩色し完成
3Dデータなら大きさ自由自在のダントツインパクト!
取得した3Dデータは変更・修正が容易で、クライアント様へのプレゼンテーションの際にPC上でデータを動かし様々な角度から事前確認いただけたり、アナログ作業で起こりがちな「思っていたもの(依頼内容)と出来上がりのイメージが違う」などの差異も最小限に抑えられます。そしてスキャンデータは比率を変えずに拡大や縮小することはもちろん、部分的に比率を変えて変形させることも画面上の作業で簡単にできてしまいます。
加工後のデータは小物であれば3Dプリンターで出力したり、大きなものは発泡スチロールや発泡ウレタンなどを切削して製作することも。社内スタッフのマネキンのリアルメイク塗装技術を応用した超絶技巧の彩色技術によりリアル彩色からビンテージな風合いのエイジング仕上げまで再現可能です。
スペシャリストのスキル×デジファブだからダントツ再現力!
今回は実際に存在するものを3Dスキャナーでデータ化し、加工処理することでリアルに再現する3D造形をご紹介しましたが、キャラクターなど二次元のイラスト等を元に3Dデータ化することも可能です。
岐阜県瑞穂市マスコットの「かきりん」と中日ドラゴンズ球団マスコットの「ドアラ」がコラボした「ふるさと納税返礼品」のフィギュア製作も行いました。此方はふるさと納税のポータルサイトにて受付ております。
従来の手作業による造形から3Dプリンターや切削機などのデジファブ機器を用いた造作に変化しつつある昨今ですが、デジタル時代になってもソフト・ハードを操作するのは人間です。結局のところパールイデアの「造形力」はハード面の性能だけではなく、マネキン原型師、デジタル造形、彩色のスペシャリストたち個の能力の集結であるダントツスキルにより支えられているのです。
ご予算・仕上がりのご希望イメージ・展開場所・目的などに応じてベストなご提案を致しますので、お気軽にご相談ください。
3D造形のスペシャリスト。
技術への情熱とクリエイティブな発想力を融合させ、きらりと輝く作品を通じて世界にインスピレーションを与えることをモットーに活動中。